産学官が連携した「高齢者向けスマホ教室」を開催
ソフトバンク株式会社(以下ソフトバンク)は、“ワイモバイル”から発売している60歳以上の方向けのスマートフォン“かんたんスマホ3”や、フレイル対策サポートアプリ「うごくま」の開発などシニアの生活や健康習慣をサポートする商品やアプリの開発に取り組んでいる。
”ワイモバイル”は、シニアがスマートフォンを使って運動を習慣化できるよう、「健康にスマ歩!」というキーフレーズを世の中に発信し、各自治体などと連携して日本中に広がるムーブメントにしていく活動を開始している。
取り組みの一環として、ソフトバンクは2023年3月4日(土)に文京学院大学・埼玉県ふじみ野市と協業した産学官プロジェクトとして、「高齢者向けスマホ教室」を開催。
文京学院大学地域連携センター「 BICS 」所属の学生ボランティアがふじみ野市のシニアの方々と同じテーブルに座り、スマホの基本操作や「うごくま」のインストール・初期設定の方法について1対 1 で丁寧にレクチャーするスマホ教室となっており、終了後には「大学生と楽しく会話しながらわかりやすくスマホの様々な疑問点が解決できた」「健康に関することはできそうでなかなかできないので、アプリでデータ化されるとより習慣化に繋がりそうだと思いました」などと感想をいただくなど、イベントは大盛況で幕を閉じた。
文京学院大学 人間学部 人間福祉学科 教授 梶原隆之さん インタビュー
●今回のスマホ教室を終えて
「今回の取り組みは産学官3つというところがミソで、高齢社会であったり障がい者課題であったりをビジネスとどう結びつけるかというようなことを研究している学生がいる中で、彼らから課題解決というのが今大事だと言われているので、今回のような取り組みを教育にうまく活かして今後も展開できればと思っています。」
ふじみ野市市役所 福祉部 高齢福祉課 課長 仲野公堅さん インタビュー
●フレイル対策サポートアプリ「うごくま」に期待することについて
「『うごくま』のようなフレイル対策サポートアプリでウォーキングを習慣化することが介護予防にも効果があるという点とともに、ふじみ野市においても地域のコミュニティというものが減少してきている中で、今回のアプリをきっかけに地域で一緒にウォーキングをする仲間ができて、コミュニティの再構築にも繋がっていくことを期待しています。」
ソフトバンク株式会社 UX企画部 UX企画4課 課長 山田聖人さん インタビュー
●”ワイモバイル”におけるシニアの生活を支える取り組みの今後の展望について
「 ”ワイモバイル”としても、今後とも高齢者の方が使いやすい、また魅力的な料金というところは引き続き展開できればと思っております。それと並行してスマホを健康にも利用できるんだということ、またそれをお届けする形としてこういった自治体様との連携という形もどんどん広げていければと思っております。」
今後の取り組みについて
ソフトバンクは2023年3月28日(火)に、東京都文京区にてフレイル対策アプリ「うごくま」の実証実験を開始。文京区と共同でのウォーキングイベントを開催しており、6月末まで実証実験を行う予定となっている。
今後とも「スマホを健康にも利用できる」「スマホを使うことで地域での新たな繋がりができる」ということを多くの方に伝えられるよう、自治体との連携を強化していくようだ。