今年で4回目を迎えた「Seiko Summer Jazz Camp」
セイコーホールディングス株式会社は、8月12日(月)から15日(木)までの4日間、尚美ミュージックカレッジ専門学校(東京都・文京区)にて「Seiko Summer Jazz Camp 2019」を開催。ジャズの本場アメリカ・ニューヨークで活躍する実力派ミュージシャンを講師に迎えて、今年で4回目の開催となるこの”Jazz Camp”。将来ジャズ・ミュージシャンを目指す日本の若者に、ジャズの演奏技術と理論、楽しみ方などを指導するキャンプとなっている。
音楽を通して絆を深める4日間
厳しい選考を経て、日本全国から集まるSeiko Summer Jazz Campは、参加する生徒の年代も16歳~25歳と幅広く、初めて顔を合わせるメンバーが多い。独特な緊張感に包まれながら、キャンプは全体オリエンテーションから始まる。しかし、そんな緊張感も講師陣の模範演奏で一気にほぐれる。ジャズの本場、アメリカ・ニューヨークで活躍する若手実力派ミュージシャンの演奏を目の前に、生徒たちは自然とリズムに乗り、教室は盛り上がった。オリエンテーション後、5つのグループに分かれ、パート練習、スモールアンサンブル、ビッグバンドなどの演奏と、作曲&アレンジのクラスを通してジャズの基本を学ぶ、充実のカリキュラムとなっている。サックスパートとして参加した佐藤肖一郎さんは、「ジャズは勉強しないといけない音楽というイメージだったが、(勉強は大事だけど)身体全体で楽しみ、自由にできる音楽なんだなと実感しています。」とキャンプの充実度合いを語った。
集大成はガラコンサートで披露
最終日の午後は、公開で講師も参加する公開ガラコンサートが開催された。5つのグループに分かれてのスモールアンサンブルと、大人数で編成されるビックバンドアンサンブルの2部構成で、キャンプの参加者たちが4日間の成果を披露。初日には緊張した面持ちで会話していた参加者もコンサートでは互いの成長を実感しながら音楽を楽しんでいた。コンサートの最後には講師陣による演奏が行われ、会場は熱気に包まれた。最優秀賞に輝き、2020年6月にアメリカのノースカロライナ州Brevard で行われる「Jazz Institute at Brevard Music Center」への参加権を得た治田七海さんは、「CDとかで聞いていたようなマイケル・ディーズ先生と一緒に音を出せたことが嬉しかった」とコメント。充実した4日間であったことが伺えた。受賞者集合写真 左からサックスパート 佐藤肖一郎さん(Best Improved Student Award )、トランペットパート 窪みさとさん(Special Recognition Award)、ヴォーカルパート アイ ヤンさん(Best Improved Student Award )、セイコーホールディングス株式会社 常務取締役 金川 宏美さん、トロンボーンパート 治田七海さん(Most Outstanding Student Award)、ピアノパート 眞﨑康尚さん(Best Arrange & Composition Award)、ベースパート 高橋理沙さん(Spirit of Jazz Award)、ギターパート 谷澤 友和さん(Best Improved Student Award )
この「Seiko Summer Jazz Camp」は来年も開催される予定で、現代の最高のジャズ・トロンボーン奏者の一人といわれるマイケル・ディーズ先生は来年の参加者に向けて、「音楽を通じて、日本を飛び越えて世界中の友達と繋がり、新たな経験が出来る、人生が変わるようなキャンプだと思うので、是非勇気を出して応募して下さい。」とコメント。次回で節目の5回目を迎えるキャンプは更に応募者が増えること間違いなし。将来ジャズ・ミュージシャンを目指す方は応募してみてはいかがでしょう。
詳しくはこちら⇛https://www.s-summerjazzcamp.jp/