ビジネス 2019年10月8日

「働き方改革」に向け、中小企業で重要なこととは?

Sponsored by 厚生労働省

第2弾となる「働き方改革」フォーラム

厚生労働省は、9月12日に中小企業の経営者や人事総務担当に向けたフォーラム『進めよう!中小企業の「働き方改革」 ~実例から学ぶ<成功の秘訣>とは?~』をグランフロント 大阪 ナレッジシアター(大阪府・大阪市)にて開催した。9月3日に東京・品川で開催された同フォーラムの第2弾となる。

「働き方改革」で重要となる向き合い方

はじめに、サイボウズ株式会社 関西営業・マーケティング総括の玉田 一己さんによる基調講演が行われた。
「状況に合わせて、働く場所と時間帯を選べるウルトラワーク」として、「リアルオフィス」と「バーチャルオフィス」のどちらでも出勤できるツール整備を行ったことを紹介。その結果、先日台風によって出勤困難だったときもチーム連携することができた、と具体的な事例を語った。
また、働き方改革を進める中で「一つひとつの課題に対して、効果が出ているかすぐにわからなくても対策を続けていくことが大事です」とコメントした。企業プレゼンテーションでは、株式会社パワーネット 代表取締役社長 谷渕 陽子さん、ウノプリールグループUPライフ株式会社 スマートカラーkirei事業部統括マネージャー 営業部長 豊島 あすかさんが登壇。
谷渕さんは、自社が女性の多い職場であることに触れながら、「業務を細分化し、チームで対応し仕事を分け合ったり引き継ぎを行うようにしました。その結果、働ける時間内で働いて安心して休むことができ、定時で帰ることができる環境になりました」と説明した。
また、「一人ひとりが輝くことが、みんなの輝きにつながると思っています」と働き方改革を進める上での信念を語った。続いて登壇した豊島さんは、ヘアサロン業界がブラックと言われている状況を語り、この課題解決のために「休眠美容師」に目をつけたと語った。
「休眠美容師」を活かすために、“自分だったらどんな職場が働きやすいか”を考え制度を決めたことを紹介。「子供を持つ方のために勤務中の中抜け制度を設け、雇用に年齢制限を設けずシニアの方を迎え入れました」と働く方のニーズに合わせた制度の説明を行った。

パネルディスカッションを実施

フォーラム後半では、「『働き方改革』中小企業における課題とソリューション」をテーマにパネルディスカッションを行った。
パネリストには企業プレゼンテーションを行った谷渕さんに加え、株式会社ウノプリール代表取締役社長 兼 グループCEO 伊勢地 亮さん、大阪働き方改革推進支援 資金相談センター センター長 南 龍男さん、さらにモデレーターとして「月刊総務」編集長 豊田 健一さんを迎えた。
参加者からも質問が上がり活発に議論がされ、実際に直面した課題とその向き合い方について語られた。 皆さんも「働き方改革」を考えるきっかけにしてみては。

フォーラム 実施概要

名 称:進めよう!中小企業の「働き方改革」~実例から学ぶ<成功の秘訣>とは?~
主 催:厚生労働省
日 時:2019年9月12日(木) 14:00~16:00
会 場:グランフロント大阪(北館4F ナレッジシアター)

詳しくはこちら⇒https://www.mhlw.go.jp/hatarakikata/