今年で3回目を迎えた「Seiko Summer Jazz Camp」
セイコーホールディングス株式会社は、8月14日(火)から17日(金)まで尚美ミュージックカレッジ専門学校(東京都・文京区)にて「Seiko Summer Jazz Camp 2018」を開催。ジャズの本場アメリカ・ニューヨークで活躍する実力派ミュージシャンを講師に迎えて、今年で3回目の開催となるこの”Jazz Camp”。将来ジャズ・ミュージシャンを目指す日本の若者にジャズの演奏技術と理論、楽しみ方などを指導する4日間となっている。
講師陣(上段左から前田 憲男〔 チェアマン 〕、守屋 純子〔 特別顧問 / Piano / 編曲 〕、中段左からMichael Dease (マイケル・ディーズ)〔 Trombone 〕、大林武司〔 Piano 〕、中村恭士〔 Bass 〕、Benny Benack III (ベニー・ベナック)〔 Trumpet 〕、下段左からYotam Silberstein (ヨタム・シルバースタイン)〔 Guitar 〕、Shenel Johns (シェネル・ジョンズ )〔 Vocal 〕、Quincy Davis (クインシー・デイヴィス)〔 Drums 〕、 Diego Rivera (ディエゴ・リヴェラ)〔 Sax 〕敬称略 )この”Jazz Camp”はパート練習、スモールアンサンブル、ビッグバンドなどの演奏と作曲&アレンジのクラスを通してジャズの基本を学ぶカリキュラムとなっている。
本場NYで活躍する豪華講師陣と充実のカリキュラム
現代の最高のジャズ・トロンボーン奏者の一人といわれるマイケル・ディーズさんをはじめ、10名の豪華講師陣を迎えて開催された”Jazz Camp”。開始直後のスモールアンサンブルでは最終日のガラコンサートに向け、顔合わせも早々に済ませ、早速音を合わせた。ピアノ講師の大林武司さんとギター講師のヨタム・シルバースタインさんが指導するアンサンブルでは、技術面だけでなく二人の音楽に向き合う姿勢も語られ、受講生たちは真剣な眼差しで聞き入っていた。
受講生に語りかけるヨタム・シルバースタインさん(写真中央)
午後にはパートごとの練習もあり、ヴォーカルを担当したシェネル・ジョンズさんは「予想していたよりも受講生たちのレベルが高い。色々なことを教えられそうなので、カリキュラムを変更しなければならない。」とコメント。
受講生のレベルの高さに驚くシェネル・ジョンズさんまた、受講生として参加していたヴォーカルパートの川村里紗さんは「課題は多いが、これだけはしっかり身に着けるんだと決めて取り組んで行きたい。」と意気込んでいた。
目標を意気込む川村里紗さん
クライマックスの”ガラコンサート”
5つのグループによるスモールアンサンブルと全体でのビックバンドが演奏し、4日間の成果を披露する”ガラコンサート”。初日には緊張した面持ちで会話していた参加者もコンサート前には互いに刺激しあいながら音楽を楽しんでいた。会場内には拍手とエールが飛び交い、参加者それぞれにとって非常に充実した4日間であったことが伺えた。またコンサートの最後には講師陣による演奏が行われ、会場は熱気に包まれた。“Jazz Camp”の最後には表彰式も行われ、表彰者にはトロフィーとSEIKOの時計が授与された。最優秀賞を受賞したギターパートの杉山慧さんは「普段から聴いているプレイヤーと一緒に演奏できる機会は非常に貴重でしたし、勉強になりました。」とコメント。この「Seiko Summer Jazz Camp」は来年も開催される予定。将来ジャズ・ミュージシャンを目指す方は応募してみてはいかがでしょう。
詳しくはこちら⇒http://www.s-summerjazzcamp.jp/